「調べる」クセがつく「声のかけ方」
「子どもが自分で学んでくれない」
「解説を見ればわかるのに、読もうとしない」
「自分でやって、と指示してもまったく調べようとしない」
これは、親御さんからよく聞くトップ項目です。
疑問点に直面した際、自分で調べて解決するという習慣がないと、その場しのぎの繰り返しとなり、成績は低迷します。
勉強の本質、それは、
「自分で調べて理解する」
「自分の言葉で説明できるようになる」
この2点が重要です。
意外と分かった気になっている子どもは多いです。
自分の言葉で説明する(理論の再構築)習慣がつくと、
疑問に思ったことが、連鎖反応のようにつながり、ものすごい勢いで知識を吸収していきます。
疑問点を残したままという感覚が、ある意味「気持ち悪い」という感覚になるので、ほったらかしになることがなくなります。
まずは、食事や歯磨きといった、日々のルーティンのなかに、調べることを組み込むしかけをつくることが重要です。
こどもに、「わかった」「できた」という成功体験を積ませるためには、わからない問題に直面した際に、こどもに調べるように促したり、ときには一緒に考えてみるのは有効です。
よくある失敗例としては、課題やプリント類を数多くやらせたわりには、結果が伴わないケースです。
一枚一枚の復習がされないまま、「こなせばいい」という習慣が一旦身につくと、修正には非常に労力が伴います。
取り組んだ課題は、そのあとの復習が大切です。プリントをコミュニケーションツールのひとつとして活用できているケースの子供の場合、自己肯定感も高く、モチベーションも高いまま継続できていることが多いです。
ちょっとしたアドバイス、はなまるやコメント、シールや印など、ちょっとしたしかけで子供のやる気は刺激されます。
注意点は、
「もっとこうしなさい」より「ここができるようになったね」です。
幼稚園生であれば、ひらがな・かたかな・すうじ・アルファベットなどなど、文字が書けるようになって、日ごとに成長を垣間見ます。
伸び伸びと取り組むことで、知識や知恵が身に付き、自然と興味が向いた方に進んでいきます。
百科事典などは、興味のあるものだけでなく、興味のない分野の事典も手の届くところに置かれることをおススメします。
意外とふとしたときに、手にとる瞬間が必ず訪れます。
なにがきっかけになるのかわからないのが、こどもの好奇心です。
電車にしか興味なさそうな子が、突然宇宙に興味を示したりするのが子供です。
寝る前の「ママこれよんで」が、絵本から図鑑になったら、最高の瞬間です。つよく抱きしめてあげてください。
図鑑の読み聞かせのポイントは、表紙や目次から丁寧に触れることです。
親御さんの知識はさほど関係なく、「これなんだろうね」「なんて書いてあるのかな」など、こどもとのキャッチボールを楽しめるかが大切です。
親御さんと時間を共有しているという感覚が、子どもの心を育みます。
くれぐれも、「えっ それ読むの?」とならないようにお気を付けください。
秋の夜長は、いろいろありますが、
読書の秋は、いかがでしょうか?
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