共通テスト3年目は
実施2年目となった2022年共通テストですが、過去の共通一次試験やセンター試験がそうであったように、実施初年度との比較では難化すると予想されていました。
実施結果を見ますと、5教科900点集計の最終予想平均点は、5教科8科目文系では508点、5教科7科目理系では513点で、予想をはるかに上回るダウンとなり、得点率は文理共に6割を下回りました。得点率8割以上の高得点者の人数は、文系が前年の33.8%、理系が37.5%にとどまり、、成績上位層にも大きな影響を与えました。
この最大の要因は、数学ⅠA、数学ⅡBの平均点がそれぞれ前年より19.7点、16.9点も大幅にダウンしたためです。
また、理系の平均点が文系よりも大きくダウンしたのは、化学(マイナス10.0点)生物(マイナス23.8点)の大幅ダウンが影響しています。
平均点ダウンが大きかった科目では、教科的なレベルアップが図られ、問題文の分量増加に対応できる読解力や、複数のテキストが題材となったことで、より高度なレベルの思考力・判断力が要求されました。
目新しい題材の問題との出会いへの対応が今後のカギとなります。
情報に惑わされることなく、目の前のひとつひとつの課題を丁寧に乗り越え、傾向と対策をしっかり見極めたうえで、効率の良い戦略で戦うことが必要不可欠といえます。
制度の過渡期ではやむを得ない状況ではあります。前向きにとらえて戦い抜いて欲しいと願います。
共通テストまであと1カ月を切りました。
自分を信じて頑張ろう!
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