読書のチカラをのばすコツ
最近では、ゲームソフトや動画サイトにおされて、読書する子が一昔前より各段に減少傾向にあります。
単純に、触れ合う機会が少なくなったことにも原因はありますが、本の虫たる子どもたちも未だ健在していることは確かです。
誰でも突然難易度の高い本を読むことができるわけではありませんが、興味ある分野ややってみたい体験などがある内容から少しずつ親しんでは、いかがでしょう。
その1 好みは尊重、レベルは調整
とかく、子どもが興味あるものは・・・ということで、難易度の吟味を調整しないまま購入されているケースは意外と多いものです。普段の様子(こどもの読解力)が見えてないまま、背伸びしすぎた本を選ぶと、挫折経験だけが残るリスクが生じます。
ちょっとだけ難しい本、自分で調べられるレベル、知らない内容が多すぎない・・・
読破の成功体験の積み重ねが、加速度的に増幅して多読に入ります。
初めは、一緒に読む時間、一緒に調べる時間、一緒に感動する時間を共有してください。
親の理想像を押し付けない様にご注意ください。
その2 読んだ本について、雑談(ことばや話題の派生)
あくまでも、雑談。世間話。会話が「確認テスト」になりがちなのでご注意を。
不快感を感じると、読書そのものが嫌いになりかねません。
「〇〇って知ってる?」より、「〇〇ってなあに?」の方が、親近感が湧わきます。
知識をひけらかさないことが重要です。
「それってこういうこと?」と子どもが言い換えられるようになると、ステップアップです。
その3 読み聞かせの賞味期限は一生
聞き手のレベルに合わせて読み手がコントロールすると、書物の持つ奥深さは、歳を重ねるごとに深みを増します。
古典文学はその際たるものではないでしょうか?絵本から専門書までレベルは多岐にわたります。
母親になった卒業生が、自分が教わったことをリニューアルして、わが子に読み聞かせをしているという話を聞きました。読み聞かせの賞味期限は一生ものです。
その4 身の回りの自然から学ぶ
子供のころの自然体験は、文字での描写から情景を想像するときの基盤になります。
雲のうごき、月の満ち欠け、光と影の移り変わり、季節の変わり目、草花の変化
日常で、様々なことを観察し、独特な感受性を育んでいきます。
日本人、大人の休みが取れると遠出をしがち・・・と揶揄されますが、イベントに頼らずとも、日常の生活がそのまま自然体験である点は、もう少し評価されても良いかと思います。
その5 文字を読むのを急かさない(じっくりまちましょう)
早く読めるよりも、物語の世界に入り込む体験を大切に・・・・
映画(映像)と原作(書籍)どちらが先がよいですか?とよく相談受けます。
どちらも正解ではありますが、初めて読む作品であれば、原作を先に読むことをおススメしています。視覚に頼らず、脳内をフル活動して想像していく機会が多数おこるので、子どもが持つ創造力を伸ばすには、その方が効果的といえます。
興味を引き出すきっかけづくりとしては、映像先行もありかと思います。子供の性格を見極めて比べてみてはいかがでしょう。
最近は、映画の漫画も増えてますね、多様化の波がいたるところで起きています。
本を親しむきっかけが増えることを心より願います。
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