こくご辞典の使い方
日ごとに寒さが増してまいりました。
日が暮れるのも早くなり、もうすっかり秋です。
まもなく読書週間を迎えます。(2023年は、10月27日~11月9日)
これを機会に、是非本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
全国の図書館・書店では、関連ポスターが掲示されております。
それに伴い、幅広いジャンルでの本を紹介しているところも多いです。
普段、なかなか読書できない。字が読めない。わからないところが多すぎて長続きしない。
などなど、いろいろな問題はありますが、語彙を強化するにはまたとないチャンスです。
一般の公立小学校では、3年生前期で、「国語じてんの使い方」を学びます。
言葉の意味や漢字を使った書き表し方、言葉の使い方を調べることができます。
言葉のならびは、ご存じ、五十音順です。
知っての通り、1字目が同じときは2字目、2字目が同じときは3次目、以下続く。
意外とここでかなり子供の差が生まれます。
一字目は、スムーズに探せたものの、2字目・3次目になると、とたんに手がとまり、意図しないページの文字を眺めて、妄想の世界へ旅立ってしまい、本来探す言葉を見失う・・・
辞書引きのチカラで、今後の国語力の伸びに大きな差が生まれます。
楽しんで、時には読み物の様に、気軽に楽しんで欲しいところです。
親子で嗜んでは、いかがでしょうか?
子どもは、大人を見て育ちます。
スマホが普及した現代、紙の辞書なんて・・・という意見もありますが、国語辞典の読み比べをすると、意外にたくさんの個性があるのはご存じでしょうか?
一度是非本屋さんへ足をお運びいただき、親子で辞書選びを楽しんで欲しいと思います。
ちなみに、
まだ低学年で、辞書はまだ早いかも・・・、
と心配な方、そんな方は、興味ある分野の図鑑(勉強系から趣味系まで)
好きな分野で入るのが最もスムーズです。
このキャラクター知らない、あの車なんだろう、あの花なんだ?
どうやって見つけよう?
パラパラめくる、目次でみつける、索引でみつける等など、
低学年ほど素朴なギモンを持ちます。
分厚い本を躊躇なく手にするようになったら、スタートは大成功です。
実は、厚い本自体を手にすることなく生活してきたこどものが、突然「辞書で調べましょう」となっても、❝めんどくさい❞が先にたつ児童が最近とくに増えているようです。
デジタルネイティブの彼らにとっては、抵抗あるのも仕方ありません。
最初のとっかかりは、身近な大人がしっかりサポートしてあげると、そのあとはスムーズに行くことが多いです。
ゲーム形式で楽しめるのも辞書の良いところです。早引きを競ったり、意味を音読し、用語を当てるゲームをしたりすると、言葉が増える楽しみを実感でき、正しい語彙力を育むことができます。
国語辞典の面白さがイマイチよくわからない、必要性を感じない・・・という方に、おススメの書籍です。
角川文庫 「国語辞典の遊び方」 サンキュータツオ
数ある国語辞典の違いがわかるばかりか、辞典の持つ特徴や奥深さを言葉巧みにまとめております。
秋の夜長に嗜む読書、たまには辞書を読んではいかがでしょう?
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