お子さんの、こんな様子はありませんか?
5月の連休も終わり、日毎に暑さが増してまいりました。
新しい環境にも慣れ、日々成長の毎日とお察しします。
しかしながら、この時期に起こりがちなのが、生活のリズムの乱れです。
幼少期の生活リズムの乱れは、その後の学力にも悪影響を及ぼすことが分かっております。
最近のデータによると、夜10時以降に寝ている子どもが、幼児では全体の5割に上ることが明らかになっております。
さらに、小学生の疲労度を調べると、1校時の前、起床して間もない時間帯での疲労感の訴えが最も多いことも判明しております。
連休は、遠出をして宿泊したり、いつもより羽を伸ばして、何かと夜更かしになりやすく、そこからだんだんと遅寝・遅起きになってしますことがあります。
しかし、リズムの崩れた生活を続けていると、その後の成長過程で大きな問題を起こす可能性が高まるのです。
「睡眠」「食事」「運動」という基本的な生活習慣が幼児期から長期にわたって崩れると、自律神経がうまく機能しなくなり、成長や睡眠に関わる脳内ホルモンの分泌リズムも悪くなります。やがて思春期を迎えるころには昼夜逆転の生活が当たり前となり、不登校や引きこもりの引き金となります。
なぜ、生活リズムの乱れが心身に大きな影響を与えるのでしょうか、就寝時間が遅くなると、起床時刻も遅くなり、朝食を食べる時間がなくなります。排便のリズムも乱れやすくなり、その結果、午前中の活動力が低下し、運動量が減っていきます。
生活習慣は、ひとつが悪くなると、将棋倒しの様に全体が悪くなるリスクをはらんでいます。
おこさんの、こんな様子はありませんか?
□無気力で、動かずにじっとしていることが多い
□何をしても続かず、集中力や意欲がない。
□頭が痛いと訴える。
□おなかが痛いと訴える。
□すぐに「疲れた」という。
□すぐ怒る。
□不眠が続く。
これらの症状は、生活リズムの乱れが関係して起こっている、子どもの自律神経失調症ともいえる症状です。
旅行やイベント等で、こどもの就寝時間がやむを得ず遅くなってしまったときでも、翌朝は決まった時刻に起こすことをおススメします。お子様によって効果の差はありますが、長い目で見ると、そうした方が元の生活リズムに戻しやすいことが分かっております。
生活リズムを改善することは、最初は大変ですが、人間本来の生理的なリズムに基づいて、子どもが自然と眠り、朝起きるようになれば、後々親が楽に生活できるようになります。
早寝早起きは単なる言い伝えではなかった、そう気づいたときには手遅れです。
子どもの学ぶ力を養うために、今何を優先すべきか、そんな視点で生活を見直してみてはいかがでしょうか。
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