成績を上げたい方
たくさん寝るから脳が発達する
5月も終盤を迎え、間もなく梅雨入りを迎えます。
つづじからあさがお、そしてアジサイへと、季節も変わりつつあります。
地球上の神経系をもつ生物で、眠らない生物は見つかっておりません。
睡眠は、すべての動物に必要なのです。しかしながら、眠りの深さや長さは種により異なります。
犬や猫などの動物は、眠りが浅く、小さな物音でもすぐに起きてしまいますが、頭の良い「人間」という種だけは、長時間ぐっすい寝ます。この、長い睡眠に脳の発達が関連していることがわかっております。
記憶をつかさどる脳の部位「海馬」の発達と睡眠時間の相関図を調査すると、睡眠不足の子どもより、よく眠っていた子どもの海馬の方が大きい傾向がありました。また、睡眠不足の子の方が、問題行動が多く、認知機能が低く、精神的に不健康ということがわかっております。
長ければ良いというものでもありませんが、睡眠の質は、量ありきといえます。
そして「規則性」いくら適切な睡眠時間が取れても、寝る時間が毎日バラバラでは、体内時計が狂い、浅く質の悪い眠りになります。
「良い睡眠」とは、毎日同じ時間に充分適切な時間眠ることを言います。
「寝だめ」はできませんのでご注意を
中高生は特に、夜型の生活になりがちです。ご兄弟の影響を受けている小学生の弟さん、妹さんも同様です。翌日が休みだと、つい夜更かししてしまうこともあるでしょう。朝型にしたければ、この「たまの夜更かし」をやめることが大切です。
人間のからだは、起床して太陽の光を浴びた15時間後に「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」を分泌し、眠気を誘います。起床が遅れるとメラトニンの分泌時間も遅れるので、夜型に逆戻りです。もしくは、遅寝早起きになり、睡眠時間が削られます。体内時計は、定着させるのに1週間程度かかるので、充分な睡眠時間を確保したうえで朝型の生活を定着させたければ、いかなるときも早寝早起きを心がけてください。
※適切な睡眠時間には個人差があります。ショートスリーパーと呼ばれる短い睡眠時間でも平気な人がいますが、ごく少数です。遺伝子レベルで決まっている体質なので、努力によってショートスリーパーになることはできません。短絡的に、睡眠時間を削るのは、危険ですので、ご注意ください。
仮眠はお勧めしますが、10分から20分前後でコントロールしましょう。長すぎるお昼寝は、目覚めた場合、かえってボーッとしたり、夜の睡眠の質を著しく下げる恐れがあります。
「これをやったら寝る」という、眠る前の行動を決め、ルーティン化してみましょう。ストレッチやヨガなど、リラックスするものや、暗記ものを眺めるなどもおススメです。
たっぷり眠って、効率よく勉強しましょう。
ストレッチや自重トレーニングの動画です。参考までにどうぞ。
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