併願校を決める条件
金木犀の香りが漂う季節を迎えました。気温の急降下で体調を崩しがちな時期ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
高校生のみなさん、いよいよ大学の「学生募集要項」が発表され、併願校について本格的に考える時期を迎えました。
併願で注意したいのは、受験校をしっかり吟味しないと、時間もお金もムダにしてしまう可能性がでてしまいます。
あなたが併願をする理由は何でしょうか?
「絶対に国公立大に進学したい」
「どうしても浪人はできない」
「進学先に悩んでいて、行きたい大学が複数ある」
などなど、理由は人それぞれいろいろありますが、第1志望に落ちたら、本当にその併願校に進学しますか?
夏も過ぎ、日毎に寒さを増していくと、受験生の意識も本格的に危機感を感じ始め、追い込みへのスパートをかけ始めます。それ自体は悪いことではありません。時間を気にするあまり、学校情報などの収集や分析に時間を割けなくなり、意外と認識が甘いまま併願校を安易に決めてしまい、後悔するケースが散見されます。
ここが甘いと、せっかく何かの縁で決まった学校(学部)を休学してしますケースもゼロではありません。
併願校を考える大きな3つの着眼点は以下の通りです。
①環境
②大学の内容
③入試方式
学力レベルで決めるのは間違いではありませんが、立地や周囲の環境への調査が抜けている受験生は意外と多いケースです。キャンパスは、どこか、年次によって変わるケースを把握しているか。キャンパスの広さ、位置関係、実家を離れる場合は、下宿先に目星がついているか。周囲の生活をイメージできているか。通学生や卒業生の意見は大変貴重です。が、悪いクチコミだけをうのみにするのは気を付けてください。情報を収集し、決めるのは、受験生のあなたです。
大学の内容について、
自坊の学部・学科を備えているか、入りたい研究室やゼミナールがあるか。
学部での取り組みを把握しているか。
理系の生徒に多いケースが、学部や学科の名前が似通っていて、勝手な妄想で誤認しているケースです。イマイチよくわからないまま分野を絞り込んで、マニアックな内容に使ってから後悔するケースは、上記の詰めがあまい場合です。ネットに情報がありすぎて、真意が見えないときは、きちんと先生や先輩に質問&相談しましょう。特に、新しい名前に変わった学部や学科は要注意です。卒業後の進路も同様です。大学院まで進むのか、就職活動するのか、希望する資格は取得できるのか・・・など、
入試方式については、特に、受験日との調整が一番の問題となります。共通テスト利用、試験日自由選択制や全学部日程を上手に使い分けて、無理なく無駄なく併願日を調整することで、心身費用の負担を最小限に抑えることができます。
蛍雪時代からは、特別付録「私立大学入試日程カレンダー早見表」が今月新刊で発売されています。不安な方は、是非一読ください。
月並みですが、併願にはお金がかかります。併願校が多ければ負担もかかります。進学するのは一校です。悔いのない受験戦争を、賢く戦い抜いてください。
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