高校入試の展望
楽にならない公立高校入試
首都圏の公立高校入試は、私立高校の授業料支援制度の充実、通信制志向の高まりによって、倍率が低く抑えられています。しかしながら、低いままでもそれ以上は下がらず、不合格者数は減っていません。これは、生徒数に対する公立高校の募集枠が年々減少しているからです。
そのため、通信制への進学者が増加しても倍率は下がらず、人気校には人が集中するため、多くの不合格者を出し続けているのです。
では、私立高校はどのような状況でしょうか。
私立高校の進学率は、2021年、2022年と上昇傾向にありましたが、それ以降は減少傾向にあります。学費が支援されているからと言って、必ずしも私立志向が高まっているとも言え内容です。
一方で、通信制への進学率はどの地域でも上昇傾向で、通信制高校は中学校卒業後の進路の選択肢のひとつとしても定着しつつあるようです。
現在の高校入試はさまざまな要素が混ざり合って非常に複雑になって来ています。そんな入試が今春、どのように行われ、来春どのように行われるか展望します。
神奈川県私立高校の入試状況
慶應義塾、法政大学第二、法政大学国際の難関校の一般入試の志願状況は増加し続けており、挑戦志向が続いていることがわかります。また、推薦・書類選考の応募者も横ばいで行って一定の人気を維持しています。
県内私立高校入試の特徴は、書類選考型入試が多いところにありますが、2024年度は書類から学科に戻す学校も見られました。横浜隼人が書類を学科に変更したほか、鵠沼と湘南工科大学附属は専願のみ学科に、立花学園は併願に筆記を導入し、書類と選択できるようにしました。
とはいえ、それでも書類選考実施校は、未だに多く、公立高校との併願者は学科試験を受ける併願方式よりこの制度を利用するケースの方が多くなっています。
公立高校では、統廃合のため、永谷・深沢・横浜旭陵の3校が募集停止となります。
また、二俣川看護福祉で福祉科が普通科に転換され学校名を二俣川に変更するという変化もあります。
入試状況では今春の特徴として挙げた学力上位層の都市部への流入が復活するか注目されます。
また、専門学科への流れが続くのか普通科に移動して学科間格差が拡大するのかも注目したいところです。中堅校の人気が高まって高倍率校が増える安全志向型の傾向は来春以降も続くのではないでしょうか?
おこさまおひとりごとによって、千差万別の状況ともいえます。ご不安な点等ありましたら、お気軽にスタディファンまでお問い合わせください。
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